現在、新型コロナウイルスの流行により、ニューノーマルな働き方が多くの業種で求められるようになっている。それに加え政府による働き方改革の推進なども影響して、自身のキャリア形成について悩む人も多いのではないだろうか。

そんな中、「Dog & Cat First(すべては犬と猫のために)」を理念に、200種類以上のペットフードを展開するロイヤルカナンの日本法人「ロイヤルカナン ジャポン」では、獣医師などのペット専門職のほかにも、さまざまなバックグラウンドを持って転職してきた社員らが多く働いている。

  • 左から西海氏(ベテリナリー事業部)、東郷氏(ペットショップ事業部)、竹ノ谷氏(プロフェッショナル事業部)

新型コロナウイルスの発生当初、いち早く在宅勤務に切り替えた「ロイヤルカナン ジャポン」。その柔軟な企業体制については以前紹介しているが、今回は実際に働く社員の声から、これからの働き方やキャリア・オポチュニティについて考えていきたい。

「多様性のある会社だと思う」 - 社員が語る、ロイヤルカナンで働く人々

――みなさんは現在、ロイヤルカナンでどのようなお仕事をされていますか。

竹ノ谷:業務用の製品を使うブリーダーや訓練士、シェルターなどの犬と猫の専門家の方々を顧客とする、プロフェッショナル事業部に所属しています。訪問はもちろんですが、オークション会場やドッグ・キャットショーなど、犬と猫の専門家の方が集まる場でセミナーなども開催しています。

東郷:私はペットショップ事業部に在籍しており、ペットショップが主な顧客です。新製品の案内やペットショップなどの売り場づくりが主な業務になります。どうすればペットオーナーさんにとって役立つ情報が届き、犬と猫のためになるのかをペットショップの方と一緒に考えていきます。

西海:私はベテリナリー事業部で、営業部長として西日本エリアの社員のマネジメントをしています。私自身も動物病院を訪問することもありますので、プレイングマネージャーのような形ですね。プレイヤーとしては、病院にソリューションを提供することが最も喜んでいただけることだと考えています。動物病院の獣医師にはビジネスに関する知識を求めている方も多いので、ペットフードのことだけでなく経営的なセミナーなども実施しています。

――実際に働くなかで、ロイヤルカナンはどういった会社だと感じますか?

西海:様々なバックグラウンドを持っている社員が多く、多様性のある会社だと感じます。しかしその反面、目指す場所は同じ。社員全員が犬と猫一頭一頭の幸せを目標として活動しているのが特徴ではないでしょうか。

西海:みんながそれぞれの経験を活かしながら、様々な手段でペットのためのより良い世界の実現に向けてチャレンジしています。自分で描いた未来のキャリアプランを実現しながら、犬と猫のためになることを追求していますね。どんな小さな仕事でも、5年後10年後にその人の目指すキャリアプランを叶えられる仕事内容になっているかを必ず考えてくれる社風です。

東郷:私も同じような印象ですね。私の周りには、前職が医療業界や飲料メーカー、インテリア関係であったりと、ペット業界とはまったく関係のない分野で経験を積んできた方々が働いています。 しかし創立当初から掲げている「Dog & Cat First(すべては犬と猫のために)」という理念を社員全員が念頭に置いているところが、とてもロイヤルカナンらしいと感じますね。最近ではリモートワークが基本ですが、社員全体が同じ方向を向いてますし環境も整っているので、とてもフレキシブルに働けていると思います。

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――いろいろなバックグラウンドを持った社員がたくさんいらっしゃるのですね。

西海:そうですね。私の部署は動物病院が顧客なので、獣医師が非常に多い印象です。そう聞くと画一的に聞こえるかもしれませんが、ひと口に獣医師と言っても背景はさまざま。元保健所職員、一般企業など、臨床以外の経験がある人もたくさんいます。

竹ノ谷:全体会議などに参加すると、本当にみんな同じ方向で、同じ船に乗っているんだなという感覚になりますが、乗っている人は多種多様ですね。入ってくる人によって持っている武器が全然違う。それがカンフル剤となり、どんどん新しいことにも挑戦して、活性化していく雰囲気があり、非常に心強いですね。

――最近はコロナ禍でコミュニケーション不足が問題視されています。ロイヤルカナンでもそういったことを感じる場面はありますか?

西海:むしろ以前よりもコミュニケーションは増えたんじゃないかと感じています。手軽にオンラインミーティングができるので、離れていてもすぐに繋がることができる。情報も早く伝えられるので、社員同士のコミュニケーションに不足は感じません。

東郷:質だけを取り上げると、直接会うのが一番いいのは間違いない。ですが、量で言えば確実にコロナ禍の後の方が増えたと思います。社員全員が同じ目標に向かっているということもあり、さらにいい空気感になりましたね。

面接でのカルチャーショックが入社のきっかけに

――西海さんと東郷さんは、他業種を経験された後にロイヤルカナンに入社されたと聞きました。どのようなきっかけで転職を考えたのでしょうか。

東郷:これまで繊維業界、化粧品業界と経験してきました。しかし人生は一度きり。衣食住の“食”に関わる仕事をしてみたいと思ったのが転職のきっかけでした。転職にあたり、業界を引っ張るような企業に入りたいと思っていたので、ペット業界大手のロイヤルカナンに興味を持ちました。

西海:私の場合、大学時代にスキューバダイビングにハマったことをきっかけに、そのまま5年間仕事として働いていました。その後ホテルに転職して、マリンレジャー関係の仕事やマーケティング、社内外でマナー講師などもしていました。その頃に、妻が動物看護師だった関係もあって、ペットの保護活動をやっていたんです。活動のなかで獣医師の方に勧められて、獣医大学を志しました。35歳のときです。

西海:自分のやりたいことが“ようやく見つかった”という思いでした。不幸な犬や猫を減らしたい。その一心で、獣医大学卒業後にロイヤルカナンに入りました。

――獣医さんというと動物病院で働いているイメージが強いのですが、なぜロイヤルカナンを選んだのでしょうか。

西海:おっしゃる通り、獣医師として動物病院に入社したり、公務員になったりする道もあります。しかし私の想いをより広い範囲にアウトプットできるのはロイヤルカナンだと思ったので、入社を決めました。実際、接客やマネジメントの経験も今の仕事にとても活かされていると思いますし、やりたかったことをできていると実感を持てています。

――転職の際、いろいろな会社を検討されたかと思いますが、ロイヤルカナンを選んだ決め手となったのはどのようなことでしょうか。

西海:当時いくつか面接を受けたのですが、ロイヤルカナンの面接でカルチャーショックを受けたんです。ペットフードというのは、種類を増やせば増やすほど非効率になります。出荷数が少ないものを生産することになりますから。ですが、後に上司になる方が面接で「うちは一頭一頭の犬と猫のニーズに合わせた製品を作ろうとしているんだ」と話していて、そんなテーラーメイドなことを真面目に考えている会社があるのか、と。いま考えると、そのひと言で入社を決めたように思います。

東郷:私も似たようなところがありまして……。カルチャーショックが大きかったですね。そんな考え方の会社があるのか、と衝撃でした。西海さんの言葉に付け足すとすれば、“売り上げ成果主義じゃない”というところですね。「一頭一頭の犬と猫にとって必要なニーズに答えるために作られた製品で、売り上げが目的ではない」という言葉が、私にはとても印象的でした。

――竹ノ谷さんは新卒で入社されたそうですが、ロイヤルカナンに興味を持ったのはどのようなところからだったのでしょうか。

竹ノ谷:大学の研究室で先生に勧められたのがきっかけです。昔から犬を飼っていたこともあり、元々ペットに関わる業界がいいなという気持ちがありました。成長している業界であったことや
“ペット専門店でのみ展開するフード”というところにも興味が湧いて、面白そうだと思ったことを覚えています。

ロイヤルカナンはフランスの会社ですが、日本独自の犬種や猫種に向けたフードの開発に携われたのは非常に面白かったですね。開発にあたって、日本犬などの協会とのお付き合いが始まって、協会主催のイベントなどにも参加させていただきました。ゼロから作って販売し、広めていくところまで経験できたのは、ロイヤルカナンだったからだと思います。

「ゆりかごから墓場まで」一人ひとりのやり方で犬と猫を真の健康に導く

――自分自身のキャリアを重ねていく上で、ロイヤルカナンはどのような会社だと思いますか。

竹ノ谷:常に道筋を示しながら進めてくれて、なりたい自分になるためにはどうするかを考えられる会社だと思います。

西海:やりたいことを伝える機会がちゃんと用意されていて、それに沿った企画などが動いた場合には率先して声をかけてくれます。さらに、与えてくれるだけではなく、フィードバックもきちんとしてくれる。地道にやった成果も見えますし、過程も一緒になって追いかけられます。そういう部分は、喜びになっているかもしれません。

――やりたいことを伝える機会というのは?

西海:年に4回、自身の成長を確認する場があります。ロイヤルカナンはマースグループの一員なのですが、キャリア形成のためのサポートがとても手厚いです。その人の特性に合わせて、強みやこれから伸ばすといい部分をシステム的に提案してくれる環境が整っています。

西海:その人が本当にやりたいことは何なのか理解することを大切にしています。サジェスチョンしすぎてもダメですし、しなさすぎてもダメ。会社は自己実現するための場だと考えているので、その人なりのやりたいことを見つけてもらい、サポートできるように心がけています。もちろん数字も意識する部分ではありますが、それは自己実現の結果だと捉えています。

――最後にそれぞれ、今後ロイヤルカナンで働く上でのビジョンをお聞かせください。

竹ノ谷:今年の9月にローンチしたブリーダー、シェルターのためのポータル・コミュニティサイト「ロイヤルカナン PRO CLUB」をより広げていきたいですね。私が立ち上げに携わっている「ロイヤルカナン PRO CLUB」は、ペットオーナーにアドバイスを行う犬と猫の専門家に向けたものになります。

竹ノ谷:栄養学だけでなく、さまざまな学術コンテンツをウェブ上で提供し、犬と猫の専門家の方々をサポートしています。正しい知識をその方を通してペットオーナーへ、そしてすべての犬と猫の幸せへと繋がっていってほしい。会員数も順調に増えていますし、今後もさらに広げていきたいです。

>>ブリーダーやシェルターなどの専門家向けに新プロジェクトを発足
「PRO CLUB」をまとめた記事はこちら

東郷:ゆりかごから墓場までを実現できるのはロイヤルカナンだからこそ。多くの方に正しい知識を届けることが、犬と猫の健康のために繋がると思うので、そのビジョンを掲げてこれからも頑張っていきたいと思います。

西海:犬と猫の健康診断の啓発はさらに注力したいと考えています。現状、健康診断を受診する犬と猫の割合はまだ少ないのですが、愛犬と愛猫の健康寿命を延ばすためにも、ぜひ健康診断を受けてほしい。また、健康を維持するためにはこんなにもフードが大切なんだということを、早いうちから啓発していきたいですね。

さらに、3年ほど前から「キッズ獣医師体験」という企画もプロデュースしています。10年先20年先のロイヤルカナンを作っていくために、そしてペットと飼い主双方の幸せを啓発し続けていくためにも進めていきたいと思います。


ロイヤルカナンで働く、ということは“会社のため”ではなく、すべては“犬と猫の幸せのため”。そして“自己実現のため”という視点で働いているからこそ、自分が着実にキャリアを重ねている実感を得られているのではないだろうか。ペットフード業界を牽引するロイヤルカナンの働き方が、これからのワークスタイルのヒントになるはずだ。

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関連リンク:

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